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 ベスパP125/P150 シート張り替え手順

 張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。

 ベスパP125/P150のシートは鉄製のシートフレームにスプリングクッションの、一風変わったタイプのシートです。
 がばっと被せてしまえば大体のカタチになりますので張り替えは非常に簡単です。

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シート皮取り外し
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品
シートベルト
印部分)
シートロック
印部分)
エンブレム(下の画像を参考してください。)

取り外しに必要な工具
+ドライバー(マイナスの場合もあります)
7mmのレンチ

まず左右の+ビスを緩めてベルトを取り外します。
3箇所の7ミリボルトを緩めて外し、シートロックを外側から引き抜きます。
エンブレムの取り外し

シート内側から見たところです。

タッピングビス2箇所を緩めて外し、エンブレムを外側から引き抜きます。
中央にビスはありません。

黄色矢印で示した2箇所のダンパゴムは取り外す必要はありません。
シート皮を止めているクリップ部分)を押し広げて外していきます。

クリップを全て取り外します。

クリップは結構カタいですが、指やラジオペンチ等で押し広げれば外せるはずです。


画像はベスパ50sのシートですが、P125/P150も構造は同じです。
シートフレームに巻き込まれたシート皮を、端の方からめくって引き出していきます。

サビで固着している部分、接着剤で止まっている部分はマイナスドライバーなどで削ぐようにしていきます。

サビが多く見られる場合、かなりの量のサビが剥がれ落ちますので、屋外作業または要敷きものです。


画像はベスパ50sのシートですが、P125/P150も構造は同じです。

巻き込まれた部分を全て引き出したら、シート皮を剥がしていきます。

シート皮にゴムの補強が縫い付けられているので、かなりカタイかと思います。

無理やり剥がすとスポンジを傷めますので慎重に・・・。


画像はベスパ50sのシートですが、P125/P150も構造は同じです。

  

step1 シートを被せる
防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。

ベスパP125/P150の場合でしたら、半分にすればスポンジ部分はカバーできるはずです。

フレーム部も含め全体を覆う場合は、片側を残して切り開いて使用してください。
シート皮を被せたところです。

シート皮には補強の硬質スポンジが縫い合わせてありますので、ちょっと被せにくいです。

まずシート後ろにシート皮をやや浅めに引っ掛け、次にシート前を被せるようにするとやりやすいです。

前後にシート皮がかぶさったら、左右のズレがないかを確認します。ズレているならやり直します。
シート皮、防水ビニールがシートフレームの内側に入っている場合は、外側へ引き出しておきます。

シートフレームに沿って防水ビニールをカットしていきます。

ちなみにオルファ社の「特撰黒刃」っていうカッター刃が、やたら切れ味鋭くてオススメです(^^

くれぐれも怪我にはご注意ください。


画像はベスパ50sのシートですが、P125/P150も構造は同じです。

  

step2 シート後部の位置合わせ
シート後部にあるエンブレムの穴位置を微調整して合わせ、ずれないようにエンブレムをはめ込んでシート後部の位置合わせをします。
シート後部の穴位置を微調整して合わせ、エンブレムを押し込んでシート後部の位置合わせをします。

シート皮と補強の硬質スポンジがあるのでかなりきつめの押し込みになりますが、しっかりと強く押し込んでおきます。

シート内側から見たところです。

押し込んだエンブレムの2箇所にタッピングビスを軽く締めこんでおきます。

この時点ではタッピングビスは強く締め込まず、エンブレムが動く程度の締め具合にしておきます。

  

step3 シート後部クリップ止め
シート後部分を張ります。

シート皮をシートフレームに巻き込み、矢印部分4箇所をクリップでとめていきます。
画像のように指先で奥へ奥へと送るように、シート皮をシートフレームに巻き込みます。

スポンジの状態やシートの個体差で、シート皮の余分が多くてたるみが出る場合は、余る部分をカットしておきます。

詳しくは下の画像をご参考ください。

シート皮の余分が多く、巻き込んだところの奥で生地が重なってしまって表側が凸凹してしまう場合は、いったん巻き込んだシート皮を外して、余分を切り取っておきます。

ちょっと面倒ですが、仕上がりに大きく関わりますので余分がある場合は必ずこの調整を行ってください。

カットしすぎにはご注意ください。
シート裏側です。

クリップは手で押し込むだけです。

シート皮に食い込み入りにくい場合は、クリップを少しだけ広げてから再度押し込めばOKです。

無理に押し込んでも入りますが、奥までキッチリ入りきらないことが多いのでいったん外して押し込みなおした方が無難です。
シート隅部分のアップです。

シートの構造上、後部分はかぶさっているだけの状態ですので、フチの部分は画像の様な感じになっていると思います。

張り替え時の参考にどうぞ。
シート後部をとめた状態です。

前後に多少のたるみはありますが、4箇所とめただけで後部側はほぼシートの形になったと思います。


画像クリックで拡大表示します。

  

step4 前側クリップ止め
シート前側を張ります。

シート皮をシートフレームに巻き込み、矢印部分4箇所をクリップでとめていきます。

クリップを押し込む位置が変わっただけで、作業自体はstep3と同じです。

シート裏側の画像です。

前後ともなるべく前(後ろ)ギリギリに、クリップを押し込んでおきます。

後部に続き、前側を固定した状態です。

シートとしての形はこの段階でほぼ完成です。


画像クリックで拡大表示します。

  

step4 番外編クリップが足りないときは・・・
シートをとめるクリップですが、数が足りなかったり、錆びていて使えなかったりということもあると思います。

ダイソーにクリップの代用品があったので紹介します。

「クリップスライダー大」(105円)です。
書類などにあてがってレバーをスライドさせると書類をクリップできるという事務用品です。

このクリップスライダー用のクリップが代用できます。
ちなみにクリップは8個入っています。
クリップスライダーのクリップはそのままでは代用できないので、少し加工する必要があります。

まずは画像のように口を広げておきます。
クリップの広げ具合で挟み込む強さを調節できます。

このままだと、クリップ先端のリブの凸凹がシート表側からわかってしまうので、片側のリブをペンチなどで強く挟んでフラットにしておきます。


あとは純正クリップ同様に手で押し込んで使用します。
実際クリップスライダーのクリップでとめた様子です。


「小ネタのページでやれよ」って内容ですが、ベスパのシート以外では使えそうにないのでこちらで紹介させていただきました(^^


画像はベスパ50sのシートですが、P125/P150も構造は同じです。

  

step5 座面全体をクリップ止め
シートフレームにシート皮を巻き込み、クリップでとめます。

今度はstep3とstep4でとめたクリップの間の部分をとめていきます。

クリップを押し込む位置が変わっただけで、作業自体はstep3、step4と同じです。
シート裏側の画像です。

なるべくクリップ間の幅が均等になるように、クリップを押し込んでおきます。
クリップ止めした部分です。

画像赤矢印部分の少し大きいクリップは、step4番外編で紹介しました「クリップスライダー」のクリップを使用しています。
クリップを全てとめた状態です。

シートとしての形はすでにできていましたので、外観上はほぼ変わらないと思います。

一部だけを強く張ってしまうと、シート側面のステッチが歪んできれいに見えませんので、その点にだけご注意ください。


画像クリックで拡大表示します。

  

step6 付属品の取り付け
エンブレムの本締め

シート内側から見たところです。

step2で押し込んだ、シート後部のエンブレムを本締めします。

エンブレムはプラスティック製なので、タッピングビスの締めこみすぎにご注意ください。
シートロックの取り付け

シート後部の穴位置を微調整して合わせ、シートロックを外側から押し込みます。

シートロックもエンブレム同様シート皮と補強の硬質スポンジがあるのでかなりきつめの押し込みになりますが、しっかりと強く押し込んでおきます。

押し込んだら7ミリボルト3箇所でシートロックを固定します。
ベルトの取り付け

ベルトのネジ穴位置に合わせて、シート外側から皮ポンチをグリグリ回して押し付け、シート皮をくり抜きます。

皮ポンチは直径5mmの物を使用していますが、6mmでもOKです。

皮ポンチ以外でも、ハンダゴテて溶かして穴を開けるやり方でもOKです。

ベルトを取り付けます。

付属品を取り付けた状態です。

補強の硬質スポンジがあるのでエンブレム、シートロックの押し込みがきつめですが、それ以外は特に難しいところはないと思います。

  

step7 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

斜め前から見たところです。

シートベースやスポンジの状態で多少の差はあるかと思いますが、作業自体は非常に簡単だったと思います。


クリックで拡大します。

斜め後ろから見たところです。

じっくり作業すれば難しいところはないシートですので、ぜひ挑戦してみてください!


クリックで拡大します。

実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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