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 NC41型 CB400SS/NC38型 CL400 シート張り替え手順
 
 張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。

 箱型のシート形状ですので、張り替えは非常に簡単です。
 タックロールの入ったシートですので、左右の張り具合のバランスに注意して張っていきましょう。
 純正から大きくイメージが変わりますので、完成後の満足感も大きいと思います(^^

 NC41型CB400SS/NC38型CL400 用張り替えシート皮 商品詳細ページへ

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前準備
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品(
部分)
カラー(左右1個ずつ)

シート取り付けボルトの通る部分の金属カラーを抜き取ります。
内側から指で押し出せば抜けるはずです。

ゴムのブッシュは抜かずにシート側へ残しておきます。

※画像のシートはCB400FOURです
お詫び

今回撮影用に使用しましたシートが画像の様に
一部変形しております。

そのためお手元のシートと当ページの画像で違って見えるかと思いますが、張り替えに問題はございませんのでその点ご容赦お願いいたします。
張り替えやってみようのページを参考に古いシート皮を剥がし、防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。

CB400SS/CL400の場合でしたら、半分にすれば足りるはずです。

シート皮は前後どちらかを先に引っ掛けるようにしてかぶせていくと、やりやすいかと思います。

かぶせることで大体の位置が決まってきますので、大きくズレや傾きがある場合は、シート皮をいったん外して被せ直します。

  

step1 シート前部の仮止め
シート前部の中央(部)を仮止めします。

なるべく2〜3点タッカーを打つようにしてください。

シート前部分です。

シートスポンジのカドとシート皮のパイピング位置が大体合っていれば位置的にはOKです。

左右のズレ、とくにタックロールが斜めになってしまっていないかを良く確認してください。


シート後ろ部分です。

後ろもパイピングがスポンジのカドに合うあたりの位置で合わせておきます。

前側ほどではないですが、こちらも左右のズレを良く確認してください。
前後を仮止めすると、画像の様にシート座面部分はかなり浮いた感じになっていると思います。

仮止め後、シート皮が左右どちらか一方に寄っていないか確認してください。

片側に寄っている場合は、針を外して再度仮止めします。


画像クリックで拡大表示します。

  

step2 シート左右の仮止め
シート中央、丁度ベルト穴のあるあたりを左右に引っ張って仮止めします。

仮止めですのできつく引っ張る必要はありません。
シート中央の大きなたるみが無くなる程度に張ります。

ベルト穴を避けて2〜3点タッカーでとめておきます。

このとき、シート皮を左右どちらかに引き過ぎないように左右のバランスに注意してください。

シートを真上から見て、パイピングの見え具合で確認すると、左右で揃っているか判りやすいと思います。

横から見たところです。

あくまでも目安ですが、パイピング〜シート端までが10cmくらいになると思います。

これで仮止め完了です。

箱型のシートですので、仮止めでもある程度カタチになっていると思います。

この時点で左右のズレ、とくに座面のタックロールが斜めになってしまっていないかを良く確認しておいてください。

もしずれているようなら、針を外して再度仮止めを行います。ここは焦らずじっくりとズレのないように!

画像クリックで拡大表示します。

OKですか?では本張りに行きましょう!

  

step3 シート前カド部分を張る
シート前カド部分を斜め前方向に張ります。

斜め前に張ってタッカーでとめます。

強く張らずに、たるみが取れる張り具合で。

カドのところでシート皮が余りますが、その部分は画像の様に折り重ねてタッカーで止めておきますと、きれいに見えます。

といっても裏側なんで見えないんですが(笑)

斜め前方向に張ったことで、前側座面のたるみも若干取れてきました。

ここも左右どちらかに偏らないように注意して張ってください。

画像クリックで拡大表示します。

  

step4 シート後部の本張り
シート後部を本張りします。

仮止めの針が邪魔になる場合は外してしまって構いません。
画像の様に後ろから見て傾きやズレが無いように、張り具合を調整します。

シートの形状上たるみもあまり無いと思いますし、強く張る必要はほとんど無いと思います。

画像クリックでシート裏側の画像を表示します。
左右のズレにだけ注意すれば難しいところは何も無いと思います。

シートを真上から見て、パイピングの見え具合で確認すると、左右で揃っているか判りやすいと思います。

画像クリックで拡大します。

  

step5 シート前部の本張り
シート前部分を本張りします。
シート皮がピンと張ってタッカーが打ち込みにくい場合は、画像の様に少し切り込みを入れて「逃がし」を作ってやると打ち込みやすくなります。

「逃がし」を入れる場合は1〜2cmくらい切り込みます。

画像クリックで拡大表示します。
前後の座面に若干たるみというか浮きが残っているかとお思いますが、ほぼシートとしてのカタチは出来ています。

画像クリックで拡大します。

  

step6 座面全体の張りを調整
前後のシート座面を左右に張ります。

座面に残ったたるみを調整して張っていきます。
大きなたるみ等はまず残っていないでしょうし、軽く張れば充分なはずです。

シート前座面のあたりは画像の様に凸部がありますので、これを避けてタッカーを打っていきます。

画像のようにまんべんなくタッカーを打ち込んでいきましょう。

座面の張りはちょっと緩いかな?位にしておくと丁度いいです。
あまり強く張ってしまうと、タックロールの質感が損なわれてしまいますのでご注意ください。


画像クリックで拡大します。

  

step7 バランス調整、付属品取り付け
シート全体のバランスをみて張り具合を調整します。

曲がって打ったタッカーの針やゆがんだ針を抜いて、きれいに打ち直します。

張り替えやってみようのSTEP6を参考に、余分なシート皮を切り取ります。
step5で逃がしを入れた部分は、そこから裂けてきたりしないように、切り取っておきましょう。

くれぐれも怪我にはご注意ください。
シート取り付けボルト用の穴を開けます。

画像のようにシート皮を押さえつつ、裏側からゴムブッシュを押し出しすと、シート皮にブッシュの跡が出ますのでボールペンやマジック等で一回り小さくなぞります。

この線に沿ってカッターで切り込み、丸く穴を開けます。

くれぐれも怪我にはご注意ください。
シート裏側からゴムブッシュを押し出し、シート皮の穴を貫通させます。

一回り小さくカットしているので画像のように隙間もなく、キレイに仕上がるはずです。


外しておいた金属カラーを表側から押し込みます。

  

step9 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

箱型のシート形状に合わせたシート皮ですので、グイグイ引っ張らなくてもこの通りちゃんと仕上がります。

おそらくスタンダード取り扱いシート皮の中で、1、2を争うくらい簡単に張り替えられるシートではないかと思います。


クリックで拡大します。

斜め後ろからです。

タックロールやパイピングなど「線」の多いシートなので線がきれいに出ていると非常にきれいに見えます。

純正から大きくイメージが変わりますので、仕上がったときの満足感は大きいです。


クリックで拡大します。

横からです。
横からだとタックロールの感じが一番判りやすいですね。

タックロール部分は若干緩さを残した方が、よりクラシカルな雰囲気が出るかと思います。

純正のしっかりした乗り心地を保ったままで、カスタムの雰囲気を味わえますので、ぜひ挑戦してみてください!


クリックで拡大します。

実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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