用意するもの |
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今回のDIYで使用する主な道具や工具です。
カッター、ハサミ、定規、カッターマット、ペイントマーカー、両面テープ、そしてハンドタッカーです。
張り替えに使用する工具類の詳細は、こちらの「何が必要?」ページをご参考ください。
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材料や作業び説明をする際に、完成するもののイメージがあったほうがわかりやすいかと思いましたので、いきなりですが完成画像です(笑)
こんな感じのバイクシート型押し入りの作業椅子を作っていきます。
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材料その1
今回のDIYで制作する作業椅子の土台となる「脚付きすのこ」です。
画像を見ての通り、ホームセンター等で購入可能な木製の踏み台です。
型押しが収まるサイズ(天板サイズが30cm×60cmくらい)のもので、椅子として使用するので耐荷重等を確認して、しっかりめの物を選びたいところです。
今回は家にあった中古品を使用しました(笑)
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材料その2
今回のDIYのキモとも言える、当社で販売中の「型押し入り汎用生地」です。
今回はCBX400F型押し生地を使用してみましたが、CB400F型押し生地、RZ250/350型押し生地、Z400FX型押し生地、Z2型押し生地、CBX400F型押し生地(白色)、Z2型押し生地(白色)、RZ250/350型押し生地(白色)もございます。
土台となる脚付きすのこのサイズによっては型押しがはみ出してしまう可能性もありますので、各生地の商品紹介ページにある寸法入り画像にて型押しサイズをご確認ください。 |
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材料その3
作業椅子のクッション材となる「100円ショップのクッション」です。
クッションのサイズは、天板サイズと同じか少し大きいくらいを目安にします。
今回は28.5cm四方のクッションが近いサイズでしたので、これを2枚使いました。
なお、モコモコした綿のクッションではなく、平らなスポンジクッションのものを選んでください。
丁度いいサイズのクッションがない場合や、よりしっかりしたクッションにしたい場合は、ホームセンターなどで購入できるチップウレタンのスポンジシートをご使用ください。 |
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材料その3
クッション材の上に敷いて表面を平らにする「100円ショップのカーマット」です。
クッションのつなぎ目にできる凸凹などを目立たなくし、きれいな仕上がりになります。
今回は63cm×42cmカーマットを1枚使いました。
丁度いいサイズのクッションがない場合は、ホームセンターなどで購入できるパンチカーペットをご使用ください。
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step1 材料の下ごしらえ |
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それでは作業開始です。
まずはクッションやカーマットについている固定ヒモやタグなどの、不要な部分を切り取ります。
隠れる部分なので割と適当に切りました(笑) |
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カーマットはクッションよりも幅が広いので、クッション幅のサイズになるようにカットします。
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step2 クッション&カーマットを土台に貼る |
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土台となる「脚付きすのこ」の天板部分に両面テープを貼っていきます。
木は表面のザラつきなどでテープがきちんとつかないことがあるので、固く絞った雑巾等で表面をきれいに拭いておきます。
両面テープは布用や多用途用であれば言うことなしですが、ズレ防止目的ですので一般用でもまぁ何とかなります(笑)
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両面テープを貼ったら、こんな感じでクッションを土台の天板に貼っていきます。
画像は片側だけ貼ったところです。
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続いて今度はクッションの上に両面テープを貼り、その上にカーマットを貼り付けます。
裏表があるマットは、裏表を逆に貼らないように気をつけてください。 |
step3 型押し生地を張る |
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型押し生地をかぶせます。
型押しが中央に来るように、位置をしっかり合わせます。
完成後上に乗ったときに生地が柔軟に動くように、カーマットと型押し生地は両面テープで固定しません。
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型押し生地の位置を合わせたら、位置がずれないように気をつけて、土台ごとひっくり返します。 |
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タッカーを打って生地を土台に仮固定していきます。
画像のサイズだと、とりあえずは1辺に3箇所ずつくらいでしょうか。
ただし、生地を引っぱって張らないようにしてください!
側面にたるみができないギリギリか、ほんの少ーしたるむくらいの張り具合にします。 |
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表側です。
画像のように、表面の平らな感じが損なわれていなければOKです。
強く生地を張ってしまうと中のクッションが潰れてしまい、見た目にも機能的にも「椅子」らしさがなくなってしまいます。
この平らな感じを保つのがキモだと思いますので、ここはじっくりと!
この感じを維持しながら、追加でタッカーを打ち込みます。 |
step4 四隅の処理 |
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四隅の脚の部分は生地がだぶついてしまうので、切込みを入れて折り込み、畳んで処理します。
まずは脚ギリギリのところまで、ハサミで切込みを入れます。 |
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切り込んだら、その部分を内側に折り込みます。 |
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反対側も同様に、切込みを入れて折り込みます。 |
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折り込む側(今回は短辺側に折り込みました)の根元部分に、タッカーを打ち込みます。 |
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今回、折り込んだときにはみ出た生地があったので、その部分にタッカーを打って固定しました。
はみ出る生地がなければ、折りたたんだ生地のフチにタッカーを打ち込みます。
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表から見るとこんな感じです。
ここは本来縫製などで処理するような部分なので、ある程度の妥協は必要になるかと思います。
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反対側はこんな感じです。
これを繰り返して、四隅すべての折りたたみ処理を行います。 |
step5 裏面の処理 |
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裏面は余分な生地が垂れ下がった状態になっているので、これを内側に収めていきます。
まずは余分な生地をカットします。
補強のある部分は切り込みを入れ、他のところより短めに余分をカットします。
ただし、タッカー打ち込み箇所ギリギリまで短くしてはいけません。
理由は下の画像で説明します。
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補強のある部分の処理ですが、余分な生地を内側に折り込んでタッカーを打ち込みます。
こうすることで生地の断面が隠れきれいな仕上がりになります。 |
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こんな感じで余分な生地を内側に収めて、タッカーで固定します。 |
step6 バランス調整〜完成 |
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全体のバランスをみて張り具合を調整します。
曲がって打ったタッカーの針やゆがんだ針を抜いて、きれいに打ち直します。
これで型押し入り作業椅子の完成です!
ガレージにあるとちょっと面白そうな感じじゃないでしょうか。
クリックで拡大表示します。
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実際にまたがってみると、こんな感じです(笑)
100円のクッション2枚とカーマットが1枚で合計300円の中身ですが、座り心地は悪くないです。
クッションだけだとスカスカした感じだと思うのですが、クッションの上のカーマットが程よい硬さで「コシ」を感じさせるのが効いている気がします。
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おまけ |
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今回はCBX400F型押し生地を使用してみましたが、CB400F型押し生地、RZ250/350型押し生地、Z400FX型押し生地、Z2型押し生地、CBX400F型押し生地(白色)、Z2型押し生地(白色)、RZ250/350型押し生地(白色)もございます。
CB400F型押し生地で同じように作業椅子を作る場合、個人的にどうしても再現したいポイントがあります。
それはこのCB400Fのシートの特徴でもある、外周部の「飾り鋲」です!
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そこでホームセンターでこんなものを買ってきました(笑)
「すべり鋲」や「太鼓鋲」などと呼ばれている、装飾用の押しピンです。
サイズや材質も様々あります。今回は直径13mmでニッケルメッキ仕上げのものを購入しました。
(本当は直径11mmがサイズ的にはマッチするのですが、ホームセンターで取り扱いがありませんでした) |
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CB400F型押し生地で張った作業椅子の側面に、先ほどの装飾用の押しピンを刺していきます。
今回直径が少し大きかったので片側4個ずつですが、直径11mmで5個ないし6個だと、よりそれっぽい感じです(笑)
画像クリックで拡大表示します。
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