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 ベスパ・ビンテージシリーズ シート張り替え手順

 張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。

 ベスパ・ビンテージシリーズ(50S/100/125ET-3)のシートは鉄製のシートフレームにスプリングクッションの 一風変わったタイプのシートです。
 
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シート皮取り外し
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品(
部分)
シートベルト
フック(画像のフックは社外品です)

取り外しに必要な工具
+ドライバー(3番)
−ドライバー(2番)、8mmのレンチ

まず左右の+ビスを緩めてベルトを取り外します。

マイナスビスをゆるめてフックを取り外します。
シート内側にナットがありますのでレンチで回り止めをしておきます。
シート皮を止めているクリップ部分)を押し広げて外していきます。

クリップを全て取り外します。おそらく16個あるはずです。

クリップは結構カタいですが、指で押し広げれば外せるはずです。
シートフレームに巻き込まれたシート皮を引き出していきます。

端の方からめくっていくと引き出しやすいと思います。

接着剤で止まっている部分はマイナスドライバーなどで削ぐようにしていきます。

巻き込まれた部分を全て引き出したら、前側からシート皮を剥がしていきます。

シート皮にゴムの補強が縫い付けられているので、かなりカタイです。

無理やり剥がすとスポンジを傷めますので慎重に・・・。

  

step1 シートを被せる
防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。
ベスパ・ビンテージシリーズの場合でしたら、半分にすれば足りるはずです。

防水ビニールは防水のためだけでなく、シート皮をかぶせる際の摩擦による引っかかりを無くすためにも必要です。
シート皮には一周ぐるりと補強スポンジが縫い合わせてあるため、被せにくい構造です。

画像のようにシート皮の裏側からドライヤーなどで生地を温めて伸びやすくすると、被せやすくなります。

家庭用ドライヤーではなくヒートガンで温める際は、過熱しすぎによる生地のテカリや溶けにご注意ください。
まずシート後部側をかぶせ、次にシート前側を被せます。

印部を持って引っ張ると、矢印で示した箇所から生地が裂けることがあるので、必ず下の画像のように補強の硬質スポンジがある先端部分を持つようにしてください。
シート皮をかぶせるコツですが、補強の硬質スポンジがある先端部分を画像のように持ち、シート先端部のスポンジを押しつぶす様に前方向へ押し込みます。

シート皮がかぶさったら、左右のズレがないかを確認します。
ズレているなら外してやり直します。
シート裏側です。

シート皮を被せた直後は、画像の指で示しているあたりのシート皮、防水ビニールがシートフレームの内側に入り込んでいると思います。

入り込んだシート皮と防水ビニールを、外側へ引き出します。
シート後側です。

シート後部のスポンジにシート皮がフィットするように、シート皮を押し下げます。

このとき必ず補強スポンジのある部分を掴んで押し下げるようにしてください。
シート前側です。

シート後側と同じように、前側もスポンジにシート皮がフィットするように、シート皮を押し下げます。

このとき必ず補強スポンジのある部分を掴んで押し下げるようにしてください。
これでシート被せは完了です。

ベスパ用のシートは寸法個体差が大きいため、かなりきつい場合やそうでない場合もあります。

きつい場合は無理をせず、シート皮温め等を再度行うなどじっくり取り組んでみてください。

  

step2 シート左右&防水ビニールの切り取り
シート中央あたり、シートフレームにシート皮が干渉する部分があるので、その部分を切り取ります。

最初からカットしておけよ!って感じなんですが、すっぽり被せて位置が決まるシート皮ですので、誤差がけっこうありまして・・・。

シート皮に干渉する部分の幅に合わせてマーキングし、カットします。

なるべく幅ギリギリの方が仕上がりは良くなります。

切り込む深さの目安は約3cmです。
ただし、シートには個体差がありますので、お手持ちのシートにあわせて切り込む深さを調節してください。
カット後の状態です。

画像クリックで拡大表示します。
シートフレームに沿って防水ビニールをカットしていきます。

この後シート皮を巻き込んでクリップでとめていくのですが、ビニールがあるとクリップ止めしてもシート皮が滑ってあまりよろしくないので、ここで切っておきます。

怪我にはご注意ください。

ちなみにオルファ社の「特撰黒刃」っていうカッター刃が、やたら切れ味鋭くてオススメです(^^

  

step3 中央クリップ止め
シート皮をシートフレームに巻き込み、矢印部分4箇所をクリップでとめていきます。

画像のように指先で奥へ奥へと送るように、シート皮をシートフレームに巻き込みます。

巻き込む目安ですが、シートフレームのふちと補強スポンジのふちが揃うところまで巻き込みます。


手がルパンっぽいのは気になさらずに(笑)
スポンジの状態やシートの個体差で、シート皮の余分が多くて、巻き込んだところにぷくっとしたたるみが出る場合は、いったん巻き込んだ部分のシート皮を外して、余分を切り取っておきます。

ちょっと面倒ですが、仕上がりに大きく関わりますので余分がある場合は必ずこの調整を行ってください。


カットしすぎにはご注意ください。


※画像はベスパP150のものです。
クリップは手で押し込むだけです。

シート皮に食い込み入りにくい場合は、クリップを広げてから再度押し込めばOKです。

無理に押し込んでも入りますが、奥までキッチリ入りきらないことが多いのでいったん外して押し込みなおした方が無難です。
シート皮を被せた時点でカタチにはなっていたので、4箇所とめただけで完成したかのようです。

  

step4 四隅クリップ止め
シートフレームにシート皮を巻き込み、クリップでとめます。

今度はシート四隅の矢印部分4箇所です。
クリップを押し込む位置が変わっただけで、作業自体はstep3と同じです。

シート裏側の画像です。

前後ともなるべく後ろ(前)ギリギリに、クリップを押し込んでおきます。

コメントのしようがないですが、表側はこんな感じです(笑)

  

step5 番外編クリップが足りないときは・・・
シートをとめるクリップですが、数が足りなかったり、錆びていて使えなかったりということもあると思います。

ダイソーにクリップの代用品があったので紹介します。

「クリップスライダー大」(105円)です。
書類などにあてがってレバーをスライドさせると書類をクリップできるという事務用品です。

このクリップスライダー用のクリップが代用できます。
ちなみにクリップは8個入っています。
クリップスライダーのクリップはそのままでは代用できないので、画像のように口を広げておきます。

クリップの広げ具合で挟み込む強さを調節できます。

あとは純正クリップ同様に手で押し込んで使用します。
実際クリップスライダーのクリップでとめた様子です。

純正クリップのような引っかかり部分はありませんが、シート皮の固定に問題はありません。


小ネタのページでやれよって内容ですが、ベスパのシート以外では使えそうにないのでこちらで紹介させていただきました(^^

  

step6 座面全体をクリップ止め
シートフレームにシート皮を巻き込み、クリップでとめます。

今度はstep3とstep4でとめたクリップの間の部分をとめていきます。

クリップを押し込む位置が変わっただけで、作業自体はstep3、step4と同じです。
クリップ止めした部分です。

右から二番目の少し大きいクリップは、step5番外編で紹介しました「クリップスライダー」のクリップを使用しています。
後はベルトとフックの取り付けです。

  

step7 ベルト取り付け
シート内側、ベルトのビス穴からキリの様なものを突き刺します。

このときキリが斜めにならないように、真っ直ぐ刺します。

キリの穴が中心に来るように、シート外側から皮ポンチをグリグリ回して押し付け、補強スポンジ部分をシート皮ごとくり抜きます。

皮ポンチは直径5mmの物を使用していますが、6mmでもOKです。


皮ポンチ以外でも、ハンダゴテて溶かして穴を開けるやり方でもOKですが。
シートベルトを取り付けます。

取り付けには+ドライバー(3番)を使用します。

  

step8 フック取り付け
画像のように、ビスを通した状態のフックをシート内側、フックのビス穴に押し付けます。

シート表側にビスの跡が浮き出ますので、すかさずペン等で印をつけておきます。

キリでやると位置がズレやすいので、この方法のほうがいいと思います。
step7同様に、印をつけた部分を皮ポンチでグリグリし、補強スポンジごとシート皮をくり抜きます。

穴が開いたらフックを取り付けます。

取り付けにはマイナスドライバー(2番)を使用します。

シート内側のナットは8mmレンチで回り止めしておきます。

片側のビスを締めこむとフックが傾きますので、左右均等に締めていきます。

  

step9 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

シート皮のカットがあるのがちょいと面倒ですが、作業自体は非常に簡単だったと思います。


クリックで拡大します。

じっくり作業すれば難しいところはないシートですので、ぜひ挑戦してみてください!


クリックで拡大します。

実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
おまけ
販売しているシート皮にロゴはありませんが、ご自身でロゴ入れをされる際のご参考にどうぞ。

純正シートのロゴ位置となりますので、張り替えした場合は若干寸法が異なる可能性がございます。


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