SJ45A型DR250R シート張り替え手順

 張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。
 
 DR250Rは、シート後部が四角く箱状になっていて位置合わせがしやすいため、後ろから前方に向かってシートを張っていく手順となります。
 縫い目の歪みや傾きが目立ちやすいシートですので、最初の位置決め(特に前側)は丁寧にじっくり行いましょう!

 SJ45A型DR250R 用張り替えシート皮(黒)  商品詳細ページへ

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前準備
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品
シートベルト 2箇所(
印)

取り外しに必要な工具
10ミリのレンチ

シートベルトは、10ミリのボルト2箇所で固定されていますので、これを緩めて取り外します。
取り付けステーは、リベットでシートベースに固定されているので、通常は取り外しできません。
張り替えやってみようのページを参考に古いシート皮を剥がし、防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。

DR250Rの場合でしたら、半分のサイズに切り分ければ、ギリギリ足りるかと思います。
ギリギリでの作業がお好みでなければ、切り開いて1枚の大きなシート状にしてご使用ください。

  

step1 シート前後の仮止め
シート前後をタッカーで仮止めします。部)

後ろ側を先に仮止めしてから、前側を仮止めします。

シート後部は四角い形状なので位置ずれは少ないですが、シート前側は非常にずれが起きやすいです。

シート皮が左右一方に寄ったり、傾いたりしないように気をつけてください。
シート後部の裏側です。

シート後端とシート皮の縫い目がだいたい揃う位置で、シート皮を仮止めします。

タッカー1点止めではシート皮がずれやすいので、2〜3点タッカーを打っておきます。
シート後部の表側、後ろから見たところです。

このような感じで、
シート皮の縫い目がだいたい揃っていればOKです。

厳密に揃える必要はないので、歪んだり斜めになっていないかに注意してください。
シート先端の表側です。

タッカーを打ち込む前に、画像のように手である程度シート皮を張った状態をつくり、2つの縫い目が左右均等な位置に来ているか、バランスを確認します。

ここは、この張り替えの、肝になる部分とも言えます。
後々の仕上がりに大きく影響しますので、時間をかけて確実に!
シート前部の裏側です。

表側で左右のバランスを確認したら、シート皮がズレないように注意してタッカーを打ち込み、シート皮を仮止めします。

張り具合ですが、シート先端からシート皮の端までが、だいたい5cmくらいを目安にしておくと良いかと思います。
この長さはあくまでも目安ですので、左右のバランス確認でしっくり位置があれば、そちらを優先してください。

タッカー1点止めではシート皮がずれやすいので、2〜3点タッカーを打っておきます。
これで前後の仮止め完了です。

画像のようにシート座面はダルダルに浮いた状態になっていると思いますが、それでOKです。
大切なのはシート本体に対してシート皮がずれていたり、ななめになっていないか、確認することです。

ずれている場合は針を外して、再度仮止めを行ってください。
ここがズレていると、後々の仕上がりに大きく影響しますので、時間をかけて確実に!

OKですか?では本張りに行きましょう!



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step2 シート左右の仮止め
シート前側の、立ち上がった部分(部のカドになっている部分)を左右に張っていきます。

シート皮が左右一方に寄ったり、傾いたりしないように気をつけてください。
シート裏側です。

シートの立ち上がった部分を、左右のズレがないように仮止めします。

張り具合ですが、シート先端からシート皮の端までが、だいたい4cmくらいを目安にしておくと良いかと思います。
この長さはあくまでも目安ですので、左右のバランス確認でしっくり位置があれば、そちらを優先してください。

タッカー1点止めではシート皮がずれやすいので、2〜3点タッカーを打っておきます。

シート先端の表側です。

この段階では完全にシワやたるみは取れません。

シートを上からまっすぐ見て、左右のバランスをチェックしてください。
シワやたるみはまだまだ残っていますが、大まかにシートの形状に沿った感じになっていると思います。

縫い目があるので左右のバランスには注意して張っていきます。


画像クリックで拡大表示します。

  

step3 シート後部の本張り
シート後部を本張りします。

仮止めで打った針が邪魔になる場合は、いったん抜いて新たに打ち直します。

シート後部の裏側です。

張り具合ですが、パンパンに張るのではなく、シート表側にたるみやシワが出ない程度に張れていればOKです。

シート後端とシート皮の縫い目が揃うように、細かくタッカーを打っていきます。

取り付けステーのある部分は、タッカーが打ち込めませんが、ステーの周囲をしっかりタッカー止めすればまず問題ありません。
シート後部の表側、後ろから見たところです。

このような感じで、気持ちシート裏側寄りの位置に、シート皮の縫い目が揃っていればOKです。

シート後ろ側のシワ・たるみが取れたことで、リヤ側はかなりシートの形状に沿った感じになっていると思います。

取り付けステーが邪魔で、タッカーが打ちにくい場所がありますが、じっくり作業すれば特に難しいところはないかと思います。


画像クリックで拡大表示します。

  

step4 シート後部座席を左右に張る
シート後部座席のあたりを、左右に張ります。

ここは、明らかなシワやたるみは少ないと思いますので、軽く張るだけでOKです。
裏側から見たところです。

張り具合ですが、ここもパンパンに張るのではなく、シート表側にたるみやシワが出ない程度に張れていればOKです。

シワが表側に出ないように、細かくタッカーを打っていきます。

取り付けステー周辺部のアップです。

取り付けステーのある部分は、タッカーが打ち込めませんが、画像のような感じでステーの周囲にタッカーを打ち込めます。

シート後部座席あたりは、もともとそれほどシワ・たるみはなかったと思いますので、見た目的にはほとんど変わりがないかと思います。

縫い目があるので左右のバランスには注意して張っていきます。


画像クリックで拡大表示します。

  

step5 シート前座席部を左右に張る
左右のバランスに注意して、シート前座席部を左右に張っていきます。

このシートで一番形状の変化の大きいところなので、たるみが出やすい部分です。

たるみを取るためにやや強めに張りますが、左右どちらか一方に引っ張りすぎて、縫い目が歪まないように気をつけてください。
シート裏側です。

左右のバランスに注意してタッカーを打っていきます。

カドになる部分は、画像のようにシワを寄せて、細かくタッカーを打っていくと、きれいに仕上がります。
シート表側、上から見たところです。

縫い目がまっすぐに揃っているかと、左右のズレがないか、バランスをチェックしてください。

シートの形状上、角度が変わるの辺りにたるみが残りやすいです。
手で触ってみて多少ゆるいくらいなら問題ありませんが、目視で確認できるたるみ・シワがあるなら、少し強めに張ってみてください。

先端部分はこのあとで張っていきますので、たるみが残っていても問題ありません。
このシートで一番形状の変化の大きいところのたるみが取れたことで、形状的には一気に完成に近づいた感じになっていると思います。

目視で確認できるたるみ・シワがなく、手で触ってみて多少ゆるいくらいの張り具合が、ちょうどいい張り具合です。

あまり強く張るとシートが硬くなりますのでご注意ください。


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step6 シート先端を左右に張る
左右のバランスに注意して、シート先端を左右に張っていきます。

大きなシワやたるみは残ってないと思いますので、軽く張るだけでOKです。
シート裏側です。

張り具合ですが、シート表側の縫い目の歪みや左右のバランスに注意して、目視できるたるみやシワが出ない程度に張れていればOKです。

画像のような感じで、細かくタッカーを打っていきます。
シート表側、上から見たところです。

ここも縫い目がまっすぐに揃っているかと、左右のズレがないか、バランスをチェックしてください。
ほぼ完成です。

ここも少し緩いかな?というくらいの張り具合がちょうどいい張り具合です。

あまり強く張るとシートが硬くなりますのでご注意ください。


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step7 シート前部分の本張り
左右のバランスに注意して、シート前部分を本張りします。

仮止めで打った針が邪魔になる場合は、いったん抜いて新たに打ち直します。
シート裏側です。

シート表側の縫い目の歪みや、左右のバランスに注意して、タッカーを打っていきます。

画像のようにシワを寄せて、細かくタッカーを打っていくと、きれいに仕上がります。
シート表側、上から見たところです。

ここも縫い目がまっすぐに揃っているかと、左右のズレがないか、バランスをチェックしてください。
シート先端部分はこんな感じになります。

一番最初の仮止め位置がずれていなければ、この画像のように左右のバランスに歪みなく仕上がると思います。
ほぼ完成です。

少し緩いかな?というくらいの張り具合がちょうどいい張り具合です。

あまり強く張るとシートが硬くなりますのでご注意ください。


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step8 バランス調整
シート全体のバランスをみてタッカーを打ち込み、張り具合を調整します。

曲がって打ったタッカーの針やゆがんだ針を抜いて、きれいに打ち直します。

シート全周になるべくまんべんなくタッカーを打っていきます。

張り替えやってみようのstep6を参考に、余分なシート皮と防水ビニールを切り取ります。

外しておいたベルトを取り付けます。

また、シート皮の縫い合わせ部分からのほつれ防止のため、画像の
印部の様に、縫い目をまたぐようにタッカーを重ね打ちしておきます。

このシート皮の縫い合わせ箇所は、後部に2箇所、左右に2箇所、先端に2箇所あります。

  

step9 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

シート前側の立ち上がった部分が難所ですが、それ以外は比較的張りやすいシートだと思います。

シート形状に合わせたシート皮ですのでグイグイ引っ張らなくてもこの通りちゃんと仕上がります。


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ななめ後ろからです。

縫い目が歪むと目立ちます。
最初の位置決め(特に前側)の左右のバランスに注意するのが、キレイに仕上げるコツです。


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実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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