Ｚ４００ＧＰ　シート皮張り替え手順 箱型のシート形状ですので、張り替えは比較的簡単なシートです。 型押しとパイピングが入ったシートですので左右のズレが目立ちます。仮止めは入念に！ 　Ｚ４００ＧＰ 用張り替えシート皮 商品詳細ページへ 前準備 作業時は必ず保護メガネを着用してください。 張り替えに際して外しておく部品 ベルト（○印） ダンパーゴム（○印） シートキャッチ金具（○印） 取り外しに必要な工具 10ミリのレンチ、＋ドライバー（３番） まず左右の＋ビスを緩めてベルトを取り外します。 シートキャッチ金具はそれぞれ10ミリのナット２つで取り付けられていますので、計６箇所ナットを緩めて取り外します。 ダンパーゴムは手でこじって外します。 張り替えやってみようのページを参考にシート皮を剥がします。 防水ビニール、シート皮の順にシートにかぶせます。 防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。 Z400GPの場合でしたら半分にすれば足りるはずです。 　　 ｓｔｅｐ１　シート前後の仮止め シート左右がずれないように中心位置を確認し、シート皮をタッカーで仮止めします。 後ろ、前ともタッカーを３点打って仮止めします。 シート前側です。 こんな感じでタッカーを打っておきます。 シート皮のパイピングとシートスポンジのカドを合わせておきます。 前後とも後ほど本張りしますので、位置・張り具合とも大体でＯＫです。 ただし左右のズレだけは後からの修正が難しいので、ココでキッチリ合わせておいてください。 シート表側です。 こんな感じであればＯＫです。 シート後ろ側です。 後ろの張り具合は、画像の矢印位置の長さが３．５〜４ｃｍになるようにします。 こちらも左右のズレにはご注意ください。 画像のようにシート座面は浮いた感じになっていると思いますが、それでＯＫです。 大切なのはシート本体に対してシート皮がずれていたり、ななめになっていないか、確認することです。 パイピングで確認すると分かりやすいと思います。 型押しがあるので左右のズレが目立ちます。 ずれている場合は針を外して再度仮止めを行います。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ２　シート左右の仮止め シート中央を左右へ仮止めします。 左右どちらか一方にズレないようにご注意ください。 ベルトをとめる金具のあたりにタッカーを打ち込みます。 シート皮の浮きが少なくなるように、ある程度強く張っていきます。 一気に片側を張ってしまうとズレる可能性が大ですので、何回かに分けて張ると良いかもしれません。 張った後でシートを真上から見て、左右のパイピング・型押しが左右均等に見えるかどうかでズレ・傾きがないかを確認しておきます。 ズレ・傾きがある場合は、針を外して再度仮止めを行います。 これで仮止め完了です。 画像のようにまだシワやたるみは残っていると思いますが、それでＯＫです。 大切なのはシート本体に対してシート皮がずれていたり、ななめになっていないか、確認することです。 型押しがあるので左右のズレが目立ちます。 ずれている場合は針を外して再度仮止めを行います。 ＯＫですか？では本張りに行きましょう！ 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ３　シート前カドを張る シート前カドを張ります。 左右どちらか一方に張り過ぎないように、バランスに注意してください。 シート裏側です。 ここでも張った後でシートを真上から見て、左右のパイピング・型押しが左右均等に見えるかどうかでズレ・傾きがないかを確認しておきます。 ズレ・傾きがある場合は、針を外して再度タッカーを打ち直します。 箱型のシートはカドを張ると締まって見えますので、シート前側がかなりスッキリした感じになっていると思います。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ４　シート後部の本張り シート後部を本張りします。 仮止めで打った針が邪魔な場合は、抜いてしまってＯＫです。 まずカドを止めてから中央を張ると、キレイに仕上がるかと思います。 シート裏側です。 左右のバランスを見ながらカド部分を手で巻き込む感じで張っておき、その後で中央あたりを張るとキレイに仕上がるかと思います。 張る強さは下の画像をご参考ください。 シート後ろ側です。 後ろの張り具合は、画像の矢印位置の長さが約３．５ｃｍになるようにします。 こちらも左右のズレにはご注意ください。 後ろもカドを張ったことでだいぶ締まった感じになっていると思います。 カド部分の感じが左右で違うと、違和感のある仕上がりになりますのでご注意を。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ５　シート後ろ座面を張る シート後ろ座面を左右に張ります。 左右どちらか一方にズレないようにご注意ください。 シート皮の張り具合を見ながら張っていきます。 シワやたるみが出ない程度に緩めに張っておくとちょうどいい張り具合になるかと思います。 やや固めがお好みの場合はちょっと強めに張っておきます。 一気に片側を張ってしまうとズレる可能性が大ですので、何回かに分けて張ると良いかもしれません。 ここでも張った後でシートを真上から見て、左右のパイピング・型押しが左右均等に見えるかどうかでズレ・傾きがないかを確認しておきます。 ズレ・傾きがある場合は、針を外して再度タッカーを打ち直します。 中央あたりに少したるみがあるかとは思いますが、それでＯＫです。 作業的に難しいところはないですが、左右のズレにだけご注意ください。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ６　シート前座面を張る シート前座面を左右に張ります。 左右のバランスを見ながら、たるみが取れる程度に軽く張っていけばＯＫです。 ここでも張った後でシートを真上から見て、左右のパイピング・型押しが左右均等に見えるかどうかでズレ・傾きがないかを確認しておきます。 シワやたるみが出ない程度に緩めに張っておくとちょうどいい張り具合になるかと思います。 やや固めがお好みの場合はちょっと強めに張っておきます。 作業的に難しいところはないですが、左右のズレにだけご注意ください。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ７　シート前部の本張り シート前部を本張りします。 仮止めで打った針が邪魔な場合は、抜いてしまってＯＫです。 シート皮のパイピングとシートスポンジのカドを合わせてとめていきます。 あらかた仮止めでカタチはできているので、特に難しいところはないと思います。 ほぼ完成です。 張り具合ですが、たるみが出ない程度で「ちょっと緩いかな？」と感じるくらいで丁度いいと思います。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ８　バランス調整 シート全体のバランスをみて張り具合を調整します。 曲がって打ったタッカーの針やゆがんだ針を抜いて、きれいに打ち直します。 張り替えやってみようのＳＴＥＰ６を参考に、余分なシート皮をカッター等で切り取ります。 外したダンパーゴム、シートキャッチ金具、ベルトを取り付けます。 Z400GPは○印の部分にフレームの凸部が差し込まれますので、この部分は画像の様な感じに切り取っておきます。 ベルトのビスを通す穴を開け、ベルトを取り付けます。 シートキャッチ金具の取り付け方向などは、画像をご参考ください。 ダンパーゴムは手でねじ込めば入ると思いますが、ゴムの硬化などで入りにくいときは55-6などの潤滑材を吹くか、ゴムを湯に浸して柔らかくすると入れやすくなります。 後ろ側のシートキャッチ金具は、前後方向に多少をずらせるようになっています。 シートの閉まりがイマイチ、という場合はココを調整してみてください。 画像クリックで拡大表示します。 　　 ｓｔｅｐ９　完成 完成です！ どうだったでしょうか？うまくできましたか？ パイピングと型押しがあるのでズレがあると目立ちますが、逆にココがきれいに揃えばとてもよい感じの仕上がりになります。 最初の仮止めをじっくり行ってください。 クリックで拡大します。 後ろからです。 Z400GPはシートの固定が甘いものが多いので、シートキャッチ調整は要チェックです(^^; 箱型のシート形状でそれほど難しいところもないですし、ぜひ張り替えに挑戦してみてください。 クリックで拡大します。 実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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