スモールベスパ用サドルシート シート張り替え手順

張り替え手順で使用しているシート皮は、生産ロットにより販売しているものと一部異なる場合がございます。
サドルシートはいくつか種類があるようですので、必ずご注文前にシートフレーム形状をご確認ください。

スモールベスパ用サドルシートは鉄製のシートフレームにスプリングクッションの、一風変わったシートです。
がばっと被せてしまえば大体のカタチになりますので張り替えは非常に簡単です。

スポンジが劣化(粉化)して無くなってしまっている場合は、厚さ1cmほどのスポンジシートを
挟むなどの対応をしてください。
チップウレタン製の補修用シートスポンジもございます。

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スモールベスパ サドルシート補修用 シートスポンジ  商品詳細ページへ


シート皮取り外し
作業時は必ず保護メガネを着用してください。

張り替えに際して外しておく部品(
部分)
アシストグリップ

取り外しに必要な工具
11〜13mmのレンチ

アシストグリップを固定している左右のナットを緩めて、アシストグリップを取り外します。

シートによっては後部にロゴプレートがカシメられている場合があります。
カシメがシートフレームを貫通している場合は、カシメを削り取ってカシメとロゴプレートを外します。
シート皮を止めているクリップ赤矢印部分)を押し広げて外していきます。

おそらく片側3〜4個ずつ、全部で6〜8個あるはずです。
クリップは指で押し広げて外せますが、奥まった所のクリップはマイナスドライバー等でこじって外します。

クリップ止めされていた箇所はシート皮がシートフレームに巻き込まれていますので、巻き込まれたシート皮を引き出していきます。

端の方からめくっていくと引き出しやすいと思います。
接着剤でとまっている場合はマイナスドライバーなどで削ぐようにしていきます。
巻き込まれた部分を全て引き出したら、シート皮を剥がしていきます。

スポンジが劣化して粉化してしまい、無くなっているものが多いようです。
スポンジの劣化が激しい場合はそのスポンジをはがし、厚さ1cm程度のスポンジシートを貼りなおします。

防水ビニールをかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。

サドルシートの場合でしたら、半分に切り開けば足りるはずです。

  

別売りのチップウレタン製シートスポンジや、ご自身で用意されたスポンジ等をご使用の場合
この工程は、別売りのチップウレタン製シートスポンジや、ご自身で用意されたスポンジ等をご使用の場合の説明です。
元のスポンジに劣化が無い場合は、この工程は必要ありませんので<Step1>にお進みください。

当方販売の補修用シートスポンジは汎用の10mm厚チップウレタン材を切り出したものです。
色々事情がありまして、若干割高な価格設定になっております(^^;

お近くのDIY店等で同様のチップウレタン材等が入手できる場合は、自作されますと安価で製作可能です。
厚さ10mm前後であれば問題ありませんが、ある程度の硬さのあるスポンジの方がご使用の際に具合が良いと思います。
別売りのチップウレタン製シートスポンジはそのままご使用いただけますが、フチをななめにカットしてやると、シート皮を張ったときのなじみが良くなります。

画像の様にはさみでカドを削ぐように切っていけばOKです。
フチをななめにカットしたシートスポンジです。

断面が画像のような感じであればOKです。

大雑把にカットしても大丈夫ですので、あまり神経質にならずザクザクどうぞ。
シートスポンジをシートの底板に貼り付けます。
使用する接着剤は、乾燥後に硬くならないゴム系接着剤がオススメです。

今回使用した接着剤はコニシボンドの「ウルトラ多用途SU プレミアムソフト」ですが、もちろん他のゴム系接着剤でも問題ありません。

シートスポンジがくっついたら、 防水ビニールをかぶせます。

防水ビニールは袋状になっていますので、必要なサイズに切り開いて使用します。
サドルシートの場合でしたら、半分に切り開けば足りるはずです。

  

step1 シートを被せる
シート皮を被せます。

まずシート後ろにシート皮をやや浅めに引っ掛け、次にシート前を被せるようにするとやりやすいです。

シート皮がかぶさったら、左右のズレや傾きがないかを確認します。ズレているならやり直します。

シート裏側です。

シートフレームに沿って防水ビニールをカットしていきます。

この後シート皮を巻き込んでクリップでとめていくのですが、ビニールがあるとクリップ止めしてもシート皮が滑ってあまりよろしくないので、ここで切っておきます。

くれぐれもシート皮を切ってしまったり、怪我をしてしまったりにはご注意ください。

ちなみにオルファ社の「特撰黒刃」っていうカッター刃が、やたら切れ味鋭くてオススメです(^^
防水ビニールを切り取ったあとのシート裏側です。

シート前方左右のクリップ止めする部分以外であれば、多少のビニールはみ出しがあっても、後からカット可能です。

この段階ではシート皮は固定されずに被さっただけになります。

シート表側です。

被せたら前後左右にズレや傾きがないかをチェックします。
ズレや傾きがあれば、いったんシート皮を剥がしてまっすぐに被せなおしてください。


画像クリックで拡大表示します。

  

step2 シート左右のクリップ止め
シート皮をシートフレームに巻き込み、クリップでとめていきます。
指先で奥へ奥へと送るように、シート皮をシートフレームに巻き込みます。

シート皮の巻き込み部分は寸法に余裕を持たせていますので、巻き込んだときに奥の方で余った生地がだぶついてしまう場合があります。

だぶついたままでも張り替えは可能ですが、表から見たときに凸凹して見えてしまいます。

その場合はいったん巻き込み部分を引き出して、余った生地をハサミなどでカットしてやると、すっきりとした仕上がりになります。
シート皮を巻き込んだら、シートフレームにシート皮をクリップで挟んでとめていきます。

奥まったところはちょっと作業しにくいですが、画像の様に均等にクリップをとめていきます。
クリップでシート皮を固定したシートです。

サドルシートは被せた段階でほとんどできあがっている状態になるので、奥まったところが若干作業しづらい程度で、さほど難しいところはなかったと思います。


画像クリックで拡大表示します。

  

step3 番外編クリップが足りないときは・・・
シートをとめるクリップですが、数が足りなかったり、錆びていて使えなかったりということもあると思います。

100円ショップや文具店にクリップの代用品があったので紹介します。

「クリップスライダー」等の名称で販売されている、書類などにあてがってレバーをスライドさせると書類をクリップできるという事務用品です。

このクリップスライダー用のクリップが代用できます。
ちなみにクリップは8個入っています。
クリップスライダーのクリップはそのままでは代用できないので、画像のように口を広げておきます。

クリップの広げ具合で挟み込む強さを調節できます。

あとは純正クリップ同様に手で押し込んで使用します。
画像はロングシートのものですが、実際にクリップスライダーのクリップでとめた様子です。

純正クリップと違い、生地に食い込むカエリ部分はありませんが、クリップの広げ具合できつく挟むようにすれば代用可能です。

小ネタのページでやれよって内容ですが、ベスパのシート以外では使えそうにないのでこちらで紹介させていただきました(^^

  

step4 シート後部の固定
シート後部はシート皮を固定する部分がなく、かぶさっただけの状態です。

シートフレームに空いた穴を利用して、シート皮に同梱のビスセットでシート皮を固定します。

ロゴプレートを取り付ける場合は、ビスセットの代わりにロゴプレート取り付け用の金具等をご使用ください。
(当方でロゴプレートの取り扱いはございませんので、ベスパの専門店などでご購入ください。)

シート後部のシート皮をめくったところです。

4箇所穴が開いていますので、任意の2箇所を使用します。

内側、外側どちらの穴でも構いませんが、迷った場合は内側の穴を使用しておくと良いかと思います。

シートフレームに穴が無い場合は、いったんシート皮をはがして、直径4mmのドリルで任意の位置に2箇所穴をあけてください。
シート皮にビスを通す穴をあけます。
穴は4つありますので間違わないようにご注意ください。

まずはシート内側から、使用する穴にキリなどをまっすぐに挿し込んで貫通させます。



貫通した穴を印にして、シート外側から4mm径の皮ポンチでグリグリし、シート皮に穴をあけます。

シート皮には補強が入っていますので、皮ポンチなどのしっかりと穴をあけられる工具を使用してください。

ビスを取り付けます。
シート外側から下記の順に組み、締めこみます。

ビス

平ワッシャー

シート

平ワッシャー

スプリングワッシャー

ナット
もう一方も同様に穴をあけ、ビスを通して固定します。

ビスとシートの間に平ワッシャーを入れるのを忘れないようにしてください。
平ワッシャーがないと、ビスを締めこんだときにシート皮を巻き込んで生地を傷める可能性があります。

  

step5 付属品の取り付け
取り外しておいたアシストグリップを取り付けます。

  

step6 完成
完成です!

どうだったでしょうか?うまくできましたか?

シート皮のカットがあるのがちょいと面倒ですが、張り替えの作業自体は非常に簡単だったと思います。


クリックで拡大します。

じっくり作業すれば難しいところはないシートですので、ぜひ挑戦してみてください!


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実際作業されて分かりにくい所がありましたら掲示板またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

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